僕らは何者？

何者を読んだ。

直木賞だけあって読み応えのある作品、と同時に読んでよかったと素直に思えた作品であった。

僕は大学生だ。（何回も書いてるが）

僕は正直、今、22にしても将来のビジョンは全く見えていない。

やりたいことはこれといってない。というかあるけどお金と言う問題に立ち当たってしまって行動できない。今の生活にワクワクがない。かといって将来もワクワクに囲まれている生活を送っているビジョンが見えない。生きているという実感はわかない。だけど死にたくはない。そうやって今日と言う日をやりすごして過ごしてきている。

いま、生きている。

太宰は言った、人間は恋と革命のために生まれてくるのだ、と。でも本当にそうかもしれないって僕は思った。

だってワクワクに囲まれる生活をしているってことは行動した結果だから。

思えば小学生の時は毎日楽しくて仕方なかった。お金と言う概念がなかったあのころは、お金がなくてもみんなでワクワクを紡ぎだしていた。

中学、高校、大学とお金を使える額はどんどん大きくなっていった、がそれと引き換えにワクワクはどんどん小さくなっていった。なぜだろう。

ここで僕の生活を思い浮かべるが、僕が楽しいって思う瞬間は、デートしている時だった、と思う。なんか甘えてくれているなって思えたたった一瞬がすごくかけがえのないものだった。それだけで世界が違って見えた。

就活ってなんかおかしいと思う。個性はなんですか？って僕も一瞬だけ就活したときに聞かれた。なに個性って。

中高を思い浮かべても個性なんて教わった記憶はないけど。でも今にして思えばあのとき個性を獲得していたら勝ちだったのかもしれない。自分ってなんかつまんない人間だなって思う。

僕は大学在学中だが、正直忙しい学科に所属しているせいで、自分がしたいことに向き合う時間がほとんどない。多分周りの人が冷静に僕の生活を見たら不幸って思うんじゃないかって気がしている。一応大学卒業まで数か月。一応院への切符は手にしているがそれを使うかはまだわからない。みんなが大学を卒業するのが当たり前だから大学にはいるが毎日がこんなに苦痛とは思わなかった。かといって就職すると平日は自分がワクワクしないことのために時間を費やさないといけない。貴重な人生の浪費。そして過ぎた時間は嘆いてもわめいても戻らない。なんて神はひどいことをするんだろうかって思う。

今生きているけど、なんなんだろう。僕は大丈夫なんだろうか？誰も答えてくれない。ていうか僕の周りに聞いてもあきらめの答えがおおい。つらいもんって。

そりゃあ日本のGDPのびないよな。つまんないんだもん。

日本はなんでこんなにつまんなくなっちゃったかって、僕は諦めの感情によるのかなって気がする。今がつらい、でも、それが当たり前、みんあ我慢している、え、君もう帰るの？みんな残ってるのに？

みんなみんなっていうのに個性を大事に？ばかなのか。なんでこんな時だけ個性を要求する？？？？

でも僕も日本社会の一員だし、世の中に不満ばっか言ってないで、よくしていく努力する義務がある、と思ってる。

僕は、テキトーに生きる、和を乱す、がモットーで生きていこうと思う。

和を乱すのはいけないことじゃないかって？そりゃあよくはない。一般的には。

でもそんな常識で僕は楽しくない生活を送りたくない。

僕は今日、16時につまんない、ばかしかいない研究室をぬけて、みんなにもう帰るの？って視線を向けられながら帰宅した。

でも僕はやりたいことがいっぱいある。本だって読みたい、カラオケもいきたい、映画もみたい、小説も書きたい、ていうか研究なんてこれらをやった残り時間でついで程度にしたいだけなんだよ。押し付けんじゃねぇ。

僕はやっぱり楽しく生きたい。ていうかここ数年間、そればっかり考えて最適な生活をしたつもりだった。そのために今を犠牲にしてつまんない勉強したりして耐えてきた。でも僕の場合はそれが報われなかった。ていうかそのせいで遠くの大学へ通うことになってしまった。過去の過ちのせいで今の不幸がある。ほんの一瞬（ていうか多分数学一問くらいのミス）のせいで最適な生活を目指していた僕のすべてが崩れ去った。ああつまらないし、ひょっとしたらこの生活は罰なのかもしれない。

今からでも現状を変えなくては。頑張らねば。そんなことを思った。長くなってごめんなさい。ではまた明日。

今日は映画を見たいので、アニメの話題はまた。